仲間と酒を酌み交わしながら、時間のたつのも忘れて会話が盛り上がります。
こんな夜を大切にするなら、照明にも気を使って欲しい。いかにも人工的な電気の光ではなく、こんな時こそランタンを燈そう。存在感がありすぎずやわらかくて暖かい光。ちょうどいい明るさ、ちょうどいい暗さ。人工だけど人工的でない明かり。ランタンの明かりで包み込まれた場所だけは時間の流れ方がちがうのだ。
ランタンには、
昔ながらの灯油ランタン
蝋燭ランタン
電池(蛍光灯)ランタン
ガソリンランタン
ガスランタン
などがあります。雰囲気を最も醸し出せるのは、灯油式、蝋燭式ですが、あまりに暗いため、実用的ではありません。蛍光灯ランタンは手軽さではダントツですが、暗い上に雰囲気もなにもあったものではありません。
現在の主流は、ガソリン式、ガス式のものです。小型のものでも70-80W相当の明るさがあり、明るいものでは200-250W相当の明るさがあります。まず、最初に買うとすれば、ガスタイプの200Wクラスのものが1台あればよいでしょう。このクラスのランタンは、高いところに吊して、広い範囲を照らすために使用します。もし余裕があれば、70-80Wほどの小型でテーブルトップタイプのものをそろえておくことをお勧めします。
明るくて大きなランタンが少し離れたところにあれば、食卓に無視が集まることも少なくなり、小さいもので手元を明るく照らし出すこともできます。
また、別の分類方法では、
150W〜200W超級の明るさを持つ中・大型ランタン
50〜100W級の明るさを持つ小型ランタン
の2種類があります。中・大型のものは、手元に置いておくと明るすぎて眩しいだけですが、高いところに吊り下げて使うとキャンプサイト全体を照らすことができます。 基本的にこういった用途のランタンは、明るければ明るいほどよいと言えます。
小型ランタンは、テーブルの上に置いて使うことが多く、余り明るくありませんがテーブルの上だけを照らし出すことができ、それほど眩しくないという適度な明るさを持っています。 明るすぎると眩しいだけなので、70W前後で、グローブ(ホヤ)の部分が擦りガラスになっているものが程々に明るくて眩しくもない明るさだと思います。
ランタンは、メーカーによって明るさの表記方法が異なります。多くのメーカーでは、白熱電球と比較して"白熱電球の〜W相当"という意味で、W(ワット)を使いますが、コールマンなど一部のメーカーは"キャンドルパワー"という単位で表記をしている場合があります。キャンドルパワーに2/3を掛けたものがほぼWに近い値になります。
ガソリンランタン、ガスランタンなど、燃料を噴射するタイプのランタンには通常、マントルと言う部品が必要になります。ランタンの発光部で、電球で言えばフィラメントに相当する部分で、を光に変える働きをもっています。マントルがなく燃料を勢いよく噴射する燃焼器具(ガスコンロなど)は、非常に高温の炎であるにもかかわらず青く暗い光しか出ていないことを思い出すと、マントルの働きがよくわかると思います。マントルの働きで、炎の熱を効率よく強烈な光に変える事ができます。
新品のマントルは図(図は3個並んでいます)のような柔らかい袋状の網で、ガラス繊維と化学繊維などを混ぜて編んだもののようです。マントルを使う前に必ずカラ焼きが必要になります。新品のマントルをランタンのノズルに被せ、綺麗な円状にかぶさるように手で形を整えます。どのような形に整えるかは、ランタンの機種によって差があります。
次に、少しガスを出しながらライターで添加すると、ホヤに編みこまれている化学繊維の部分が燃えて小さく球状に縮んで丸くなります。この時、化学繊維が燃えきるまで煙が出ますが、燃え尽きて煙が出なくなるまでカラ焼きを続け、その後火を消します。
カラ焼きが完了すると、全体が真っ白で固い灰状になります。以後はそのままガスを出して火を付けるだけですぐ使える状態になります。但し、カラ焼きの終わったマントルは衝撃が加わったり、少し触っただけでも簡単に壊れてしまうので、取り扱いに注意が必要です。
カラ焼きの終わったマントルは壊れなければ半永久的に使えるものですが、輸送中の振動で壊れてしまうことがよくあるので、常に予備を1枚は持っておかないと肝心な時に使えなかったということがよくあるので注意が必要でしょう。また、ランタンの使用前には必ず、マントルにひびが入ったり、穴があいたりして壊れていないかどうかを確認するようにしましょう。マントルが破損した状態で点火すると、破損した部分から炎が漏れて、ガラス製のホヤが割れることがあります。
しばしばキャンプに行き始めると、どうしても照明器具の必要性を感じ始めます。
おそらく、ほとんどの方が、最初の2-3回は懐中電灯で我慢していると思いますが。 あまりにも暗すぎるので、明るいうちに食事を済ませ、日が沈んだらテントに入って寝るしかありません。 電池式の蛍光灯ランタンというのもありますが、どちらにしても余りにも暗すぎて、ほとんど使い物になりませんでした。 私は、キャンプの楽しみの半分以上は夜にあると思っています。 ある程度の出費は覚悟してランタンを購入しましょう。 間違いなく、キャンプに夜の楽しみが増えること間違いなしです。
贅沢を言えば、 キャンプサイト全体を照らせる吊す大型のタイプとテーブルの上を何とか照らせる小型のタイプの両方があれば理想的ですが、最初のうちは、大型ランタン1つだけでも十分だと思います。
ディスカウントストアなどで、しばしばマイナーなメーカーのガスランタンを売っていることがありますが、これは買わないようにしましょう。 ランタンのマントルは消耗品ですので、仮にその店が取り扱いを中止しても他の店でマントルが取り寄せられなければすぐ使えなくなってしまいます。
ランタンだけは大手メーカーのものを買いましょう